2010年5月8日土曜日

狩猟技術を仕事に~カワウでの事例~

さて、狩猟技術を仕事として成立させている例を紹介します。
現在、琵琶湖の竹生島というところでカワウが大繁殖しています。
農工大ほどの面積の中に、数万羽が営巣し、周辺の環境を激変させています。
鵜飼に使われるのはウミウですが、カワウも同じく魚食性のため、湖の魚類を大量に食べているそうです。
そして竹生島で栄養豊富なフンをするわけですが、「過ぎたるはなお及ばざるが如し」、肥料の雨を浴び続けた木々は急速に枯れていきました。
ちょっと暗いですが、早朝の竹生島の様子をビデオで撮ってみました。

カワウによる害は他県でも報告されていますが、竹生島はその中でも最大規模のコロニーです。

さながらカワウの養殖場。

ここで増えたカワウ達は、さらに周辺地域に勢力を拡大しつつあり、何とかしなければなりません。

しかし、散弾銃やロケット花火、ネットなどを使って島から追い出せば良いものでもありませんよ。

この数万のカワウが爆弾のように滋賀県全域に広がってしまう恐れがありますから。

では、どうするか?

次回に続きます。

2010年5月1日土曜日

部員が増えた

昨日、狩猟免許の取り方の説明会をやったわけですが、
10人近い新人が来てくれました。
ありがとうございます。
メーリスに登録を希望される人も沢山いて、現在27人になりました。
これまでの出会いに感謝\(^o^)/

参加者に書いてもらったアンケートを見ていて気づいたのですが、
「狩猟って面白そうだし一度はやってみたいけど、趣味とするには時間・手間がかかりすぎるなぁ」
という葛藤があるようです。

僕もそう思います。
趣味が多様化したと言われる現代、もっと安く手軽に楽しめる遊びは沢山あります。
お金をかける趣味にしたって、バイク・スキューバ・ゴルフ・ハングなどなど、魅力的なものがありますし、僕自身やってみたいです。

なので僕は狩猟免許取得を決意した時から、「ゆくゆくはこの技術を使って仕事をしてやろう」、とまで考えてきました。
狩猟者が激減する中で、今まで彼らが担ってきた「野生動物を山に追い返す」機能が急激に失われています。
これからの時代は、そうした機能がサービス業として成立するようになるでしょう。
その時「狩り部」には、専門的捕獲者を代々輩出するサークルになっていてほしいのです。
詳しくは今後少しずつ書き綴って行きます。

2010年4月29日木曜日

「狩猟免許・銃免許 最短取得講座」

直前の掲載になってしまい申し訳ございませんが、
4月30日の16時30から、「狩猟免許・銃免許 最短取得講座」を開講します。
ネットで調べるとどうもややこしい手順を単純明快に解説しますので、
免許取得への意欲のある方は是非お越しください。
場所は農学部2号館1階11講義室(変更しました)です 。
その後、生協前にてエゾシカバーベキューを行いますのでお楽しみに。

2010年4月18日日曜日

連絡先

代表の瀬戸隆之の連絡先は、以下の通り。



本拠地は、
〒183-8509
東京都府中市幸町3-5-8東京農工大学野生動物保護学研究室
です。

お便りお待ちしております!

2010年4月1日木曜日

新入生の方へ

農工大へ入学される方、おめでとうございます。
このブログへは、学校のHPから飛んでくる人が多いと思いますが、
こんなヘンテコなゼミに興味を持ってくださってありがとうございます。

狩り部について、あらためて紹介します。
入部を考えている人は参考にしてください。

Q:狩り部はサークルなのか、ゼミなのか?
A:「自主ゼミ」と言って、勉強っぽい活動をしている大学公式団体の一つです。
  なので大学から経費もいただいています。

Q:狩り部は何を学ぶ団体なのか?
A:鳥獣害全般に対する対策法や解決法を学んでいます。
  狩猟技術もその一つですし、田畑を獣から守る”柵”の設置をお手伝いしたりもします。
  鳥獣害対策に関する「何でも屋さん」として中山間地域の力になる団体を目指しています。

Q:部員の構成は?
A:メーリスの会員は20人程いますが、実際にはもっと多くの人が狩り部のイベントに参加しています。
  中心になっているのは、これから修士1年になる数名の有志です。
  うち二名はエゾシカやイノシシの捕獲経験があります。

Q:イベントって具体的には何をしているの?
A:狩猟者にお話を伺いに行ったり、狩猟に同行したりすることが多いです。
  学校の授業や実習よりも断然面白く、身になります。
  他にも、イノシシの解体場に見学に行ったり、町役場に聞き取りに行ったりするなど、
  地域の問題解決に役立つことなら手段を選びません(笑)
  また、シカ肉やイノシシ肉を使った料理パーティーもします。

Q:他団体との交流はありますか?
A:農工大には「野生動物保護学研究室」と、「野生動物研究会」というサークルがあり、
  両者とも国内有数の活動規模を持っています。
  三者ともに属する部員もいるため、相互に情報の伝達が行われています。

Q:どうすれば狩り部のイベントに参加できるますか?
A:農学部の生協前に立て看板を設置しています。
  そこに書いてある電話番号やアドレスに連絡をください。
  あるいは、野生動物研究会に所属していればイベント情報が回ってくるはずです。
  予備知識なんて要りませんので、お気軽にご参加ください。

2010年3月15日月曜日

エゾシカ猟に行ってきました

先日、北海道北部にある猟区「西興部村」でエゾシカ猟をしてきました。

2泊3日の流し猟のうち、僕の射程(20m)に入ったチャンスは2~3回でしたが、
どうにかこうにか並サイズのオスを一頭撃たせていただきました。
人生初の獲物です。

撃ったタマはシカの右の腰から入り、左の尻から抜けていきました。
エゾシカというのは撃たれ強いもので、痛そうな素振りも見せずに去ってしまいました。

ガイドの人曰く、「出血量が少なかったので、いつもなら追跡を諦めていた所だが、その日はたまたま気が向いた」そうで、20分ほどストーキングしてくれました。

仲間と車内で待っていると、遠くから銃声が一発だけ聞こえました。
→こういう場合は大概獲れているものです。

初めにエゾシカが被弾した場所から300mほど離れた場所で、そいつは絶命していました。


ガイドはこの捕獲について、「奇跡が起きた」と表現しました。
なにせ僕もガイドも遠射に向かない「リブ銃身」。
僕は動物への発砲が初めてのことで、ガイドも狩猟暦はまだ四年。
エゾシカ猟をやったことのある人なら、いかに無謀な戦いをしたか分かっていただけると思います。

しかしこんなんでも獲れるのが実戦の面白いところで、超ラッキーとしか言いようがありません。
(ガイドは自分が30mの距離で撃ったタマが胸に入ったことに大変満足していました)
自然からの授かり物として有難くいただくこととしました。

ありがとうございます。

捕獲個体の頭骨や肉をどうしたかについては、また次回報告致します。

2010年3月5日金曜日

獲物の体重の目算

前回、イノシシの攻撃力について絶賛したわけですが、

ここしばらくシカの有害駆除に立ち会って気づいたことがあります。

「獲物の体重を目測するのはすごく難しい」ということ。

イノシシにせよシカにせよ、体重の手がかりとなるのは「見た目の体積」ですが、

これが大変変動しやすい。

寒さ対策とか、威嚇の目的で全身の毛を逆立てた状態では、当然ながら大きく見えます。

また、捕殺してから時間がたった死体はガスがたまっているため、大きく見えます。

前回、「ドラム缶」と形容したイノシシの体は、上記の3要素が合わさった結果でした。

生きていて、落ち着いた状態のイノシシはもっとスリムなはずです。

目算の際は上記のバイアスを考慮して、体重を過大評価しないよう気をつけたいものです。